偽装夫婦~御曹司のかりそめ妻への独占欲が止まらない~
浅い呼吸を繰り返し、気だるい体をベッドに沈める。
「大丈夫?」
尊さんがベッドに腰をかけるとギシリと音が鳴った。
顔を覗きこまれたわたしは、恥ずかしいけれど顔を背けることもおっくうだと感じるくらい疲れていた。
「水、飲むよね?」
喉……たしかにカラカラだ。はじめは我慢していた声も、最後の方は悲鳴に近かったかもしれない。
あんな声を上げることになるなんて思ってもいなかった。無意識だったけれど、記憶には残っている。だからこそ余計に恥ずかしい。
尊さんは体を起こそうとしたわたしを、ゆっくりと支えてくれる。ペットボトルを受け取りごくごくと飲むと、ぼーっとしていた意識が少し戻ってきたような気がした。
尊さんはなにも言わず、ずっとそんなわたしの様子を見つめていた。バスローブ姿の彼はいつにもまして艶めかしい。
「もう十分?」
「はい。ありがとうございます」
手を差し出してわたしのペットボトルを彼が受け取る。そのまま喉を鳴らしながら水を飲み、ベッドサイドにあるチェストにそれを置く。
ベッドに上がってきた彼は、体を起こしていたわたしをベッドに横たえた。
それはちょっと強引で、驚いて目を見開くわたしを見て、彼は片方の口角をわずかにあげて小さく笑った。
色気の中に狡猾さが混じり、とてもじゃないけれど、いつもの紳士的な彼とはかけ離れている。
「では、次は僕の渇きを潤してもらおうかな」
首筋に顔を埋めて、舌先でなぞられる。さっきの行為の余熱のせいか体がすぐに反応して、ビクンと揺れた。
「大丈夫?」
尊さんがベッドに腰をかけるとギシリと音が鳴った。
顔を覗きこまれたわたしは、恥ずかしいけれど顔を背けることもおっくうだと感じるくらい疲れていた。
「水、飲むよね?」
喉……たしかにカラカラだ。はじめは我慢していた声も、最後の方は悲鳴に近かったかもしれない。
あんな声を上げることになるなんて思ってもいなかった。無意識だったけれど、記憶には残っている。だからこそ余計に恥ずかしい。
尊さんは体を起こそうとしたわたしを、ゆっくりと支えてくれる。ペットボトルを受け取りごくごくと飲むと、ぼーっとしていた意識が少し戻ってきたような気がした。
尊さんはなにも言わず、ずっとそんなわたしの様子を見つめていた。バスローブ姿の彼はいつにもまして艶めかしい。
「もう十分?」
「はい。ありがとうございます」
手を差し出してわたしのペットボトルを彼が受け取る。そのまま喉を鳴らしながら水を飲み、ベッドサイドにあるチェストにそれを置く。
ベッドに上がってきた彼は、体を起こしていたわたしをベッドに横たえた。
それはちょっと強引で、驚いて目を見開くわたしを見て、彼は片方の口角をわずかにあげて小さく笑った。
色気の中に狡猾さが混じり、とてもじゃないけれど、いつもの紳士的な彼とはかけ離れている。
「では、次は僕の渇きを潤してもらおうかな」
首筋に顔を埋めて、舌先でなぞられる。さっきの行為の余熱のせいか体がすぐに反応して、ビクンと揺れた。