キライが好きに変わったら、恋のリボン結んでね。
「ふえ? どういうこと?」

「私の月曜日の彼氏、ホテルを経営してるの」

「……へ? ホテル、経営?」

 じゃあ、社長さんってこと? いったい、どこで知り合ったんだろう。待って、ということは彼氏は社会人だよね。もう、本当に美代の恋愛はカオスすぎる。

「美代、その人の連絡先を月曜日の男で登録するのは、やめてあげなよ」

 なんだか、不憫だよ。私も好きな人に拒否されている手前、他人事とは思えないので切実にお願いする。

「なんでだよ、そのほうがブッキングしなくてわかりやすいじゃん」

 楓はなんでもないように言うけれど、ひとつ気になるワードがある。念のため、どういう意味かと尋ねてみることにした。

「ちなみに、そのブッキングって?」

「女の子たちとのデートだよ。俺は月曜日のミキちゃんとか、火曜日のアキちゃんって感じで登録してたぜ」

 さ、最低! このふたり、節操なさすぎない!?

 唖然としている私を置いてきぼりに、ふたりは話を続ける。

「それで土日、一泊二日で彼の経営してるホテルに泊まりに来ないかって誘われてるんだけど、ふたりもどう?」

「え、俺らも行っていいの?」

「もちろんよ。海が目の前にあって、ちょっと早めの夏を満喫しましょう」

    

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