*SOUZI*
「光がアイツと消えた」

沖田が松平に詰め寄る

「慶福、光、慎太郎…
そして…秋山の娘、美代
城で同じ年に産まれた」

「光は、秋山の養子になってから
城に行ったのでは?」

「産まれてすぐ、城を出された
出生を隠すためにな
それに尽力したのは、秋山だった
幼なじみに光を預け、時々様子を見に行っていたが、あまりの貧しい暮らしぶり
光を養子にすることにした
城で4人が仲良く遊んでいたんだが
ある日
父親が光を大切にする様子に、美代が嫉妬し、光を事故に見せかけ殺そうとした」



松平が、視線を落とす





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