枯れた花は何度も咲く
「 あなた、ゆうの妹ですよね? 」
「 えっ……ゆう? 」
あ、そうだ。
ゆうという名前は、
私が勝手に付けただけだった。
「 あなたにお願いがあるの!!!
ゆうを助けて!!今刑務所にいるの!!! 」
「 ………………… 」
多分彼女は、急なこの展開に、
頭が整理できてなかったと思う。
「 お願い……
あの事件があった日のことを、
正直に証言して欲しいの!! 」
「 ……………………… 」
「 あなたしかいないの………
お願い……ゆうを、助けて……… 」
「 ……………… 」
彼女は、写真を見つめたまま、
何も発しなかった。
「 人殺しなんて、助ける必要ありません 」
ただ一言、彼女はそう言った。
「 でも、あのままだったら
あなたがお母さんに殺されてるか……… 」
「 それでもよかったの!!!!
それでも、実彩はお母さんが好きだった…… 」
「 ……………… 」
彼女の想いなど、計り知れないほど辛いと思う。
大好きな人と、もう会えない。
少しなら、気持ちもわかる。
「 話がしたい……… 」
「 ………………… 」
「 一生のお願い……家に来て欲しい…… 」
仕事が終わるまで、
お店の前で彼女は待っていてくれた。
「 お待たせしてごめんなさい 」
「 …………… 」
「 家、こっち 」
家に向かってる途中。
「 実彩、兄のこと助ける気ないですよ 」
「 それでもいい。 」
「 …………… 」
やっぱりみさちゃんは、ゆうを恨んでるんだ……
みさちゃんを家に入れた。
「 えっ…………… 」
家に入った瞬間、みさちゃんは驚いた。
なぜ驚いたか、
「 お花がたくさん……… 」
お花だらけの家に驚いていた。
「 私、お花大好きなの。 」
「 でも…このお花たちは…… 」
「 あなた、お花詳しいのね。 」