枯れた花は何度も咲く




その日を境に、
ゆうは毎日1本ずつ薔薇をくれるようになった。



薔薇には、1本ずつ花言葉があるらしい。


ゆうから教えて貰った。




薔薇が増えれば増えるほど、
ゆうからの愛を感じられるような気がした。




等々100本を超えた。



それから1週間が経った日。






「 はい! 」


いつものように、薔薇をくれる。



「 ふふっ、いつもありがとう! 」




どんどん増えていった薔薇。



「 薔薇って綺麗だよね。
薔薇の色でも花言葉は違うんだよ。 」


「 そうなんだ。 」


「­­ うん。
薔薇を見てると、羨ましいって思う。
薔薇を嫌いな人なんていないでしょ?
見てるだけで、可憐で、綺麗で、美しくて。

だけど実際に触れればトゲがあって、
それは、綺麗な薔薇は、動物達に狙われるの。
トゲがあるのはそういう理由。

美しいならではの理由だなって。 」






「 今日で108本になったな。 」



「 うん!こんなにたくさんの薔薇に
囲まれるなんて、ほんとに幸せだよ! 」



「 108本の花言葉、知ってる? 」



「 えっ?? 」






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