お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
次の日曜日。私は柊一朗さんとともに都内にある高級サロンに向かった。
今晩、水族館のオープン記念パーティーが開かれる。
着替えやヘアメイクは、全部サロンでお願いできるらしく、身ひとつでくればいいと柊一朗さんに言われていた。
「ドレスだけれど、お見合いで着ていた振袖がとてもよく似合っていたから、和装にしたよ」
そう言って用意してくれたのは、白地に紅のぼかしが入った、煌びやかな訪問着。
お見合いで着ていた振袖よりも、ぐっと大人っぽい、上品で華やかな草花模様。
その辺に売っているものとは生地からして違っていて、きっととても値の張る一品なのだろうと思った。
「振袖ではないんですね」
「俺の婚約者として出席してもらうからね。ナンパされても困る」
『婚約者』という響きに高鳴る鼓動。礼儀正しくしなくちゃ、と身を引き締める。
サロンスタッフに着付けをお願いして、いつもより少しだけ大人っぽいメイクを施してもらった。
とはいえ落ち着きすぎてしまわないように、髪を華やかに巻き上げて大きな牡丹のかんざしをつけてもらう。
今晩、水族館のオープン記念パーティーが開かれる。
着替えやヘアメイクは、全部サロンでお願いできるらしく、身ひとつでくればいいと柊一朗さんに言われていた。
「ドレスだけれど、お見合いで着ていた振袖がとてもよく似合っていたから、和装にしたよ」
そう言って用意してくれたのは、白地に紅のぼかしが入った、煌びやかな訪問着。
お見合いで着ていた振袖よりも、ぐっと大人っぽい、上品で華やかな草花模様。
その辺に売っているものとは生地からして違っていて、きっととても値の張る一品なのだろうと思った。
「振袖ではないんですね」
「俺の婚約者として出席してもらうからね。ナンパされても困る」
『婚約者』という響きに高鳴る鼓動。礼儀正しくしなくちゃ、と身を引き締める。
サロンスタッフに着付けをお願いして、いつもより少しだけ大人っぽいメイクを施してもらった。
とはいえ落ち着きすぎてしまわないように、髪を華やかに巻き上げて大きな牡丹のかんざしをつけてもらう。