お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
常務は柊一朗さんに向かって大仰に手を広げて説得するが、柊一朗さんは冷ややかな目つきのまま、常務の言葉を一蹴した。
「それをあなたが言うのですか、常務。ことの発端を作り、日千興産を危機に貶めたのは、あなたの浅はかな行動では?」
ぐっ、と常務が喉を鳴らす。
柊一朗さんを見つめる目が、敵意に変わった。
「知っていて、こんな娘にたぶらかされるとは。がっかりしましたよ専務。お父さまと違って、女性を見る目はないようですね」
途端に常務は強気になって、柊一朗さんをせせら笑う。
「あなたのお父さまは、良家のご令嬢と結婚なさって、日千興産をより大きく発展させました。あなたも、相応しい相手を妻にとるべきです」
柊一朗さんは目を細めて、うっとおしそうに常務を眺める。
「それは、あなたの妹さんのことをおっしゃっているのですか? 東原財閥のご令嬢の」
「申し分のない相手でしょう! こんな小娘より、ずっと!」
「あなたの妹さんに、私は価値を感じません。それこそ、その辺にいる女性とたいして変わらない。多少、彼女を飾りつけている装飾が煌びやかなだけだ。私が女性に求める条件は、そんな軽薄なものではありませんよ」
「それをあなたが言うのですか、常務。ことの発端を作り、日千興産を危機に貶めたのは、あなたの浅はかな行動では?」
ぐっ、と常務が喉を鳴らす。
柊一朗さんを見つめる目が、敵意に変わった。
「知っていて、こんな娘にたぶらかされるとは。がっかりしましたよ専務。お父さまと違って、女性を見る目はないようですね」
途端に常務は強気になって、柊一朗さんをせせら笑う。
「あなたのお父さまは、良家のご令嬢と結婚なさって、日千興産をより大きく発展させました。あなたも、相応しい相手を妻にとるべきです」
柊一朗さんは目を細めて、うっとおしそうに常務を眺める。
「それは、あなたの妹さんのことをおっしゃっているのですか? 東原財閥のご令嬢の」
「申し分のない相手でしょう! こんな小娘より、ずっと!」
「あなたの妹さんに、私は価値を感じません。それこそ、その辺にいる女性とたいして変わらない。多少、彼女を飾りつけている装飾が煌びやかなだけだ。私が女性に求める条件は、そんな軽薄なものではありませんよ」