お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
「まぁ、雉名が澪と別れた瞬間、俺からの電話に出てくれて助かった。あれでだいぶ状況が把握できたから」
「仕方ないだろ。あんたの電話なんか出たくもなかったが、こいつをひとりでフラフラさせとくのも心元なかったし。それにしても、まさか拉致されるとは」
深いため息をつかれてしまい、「すみません」と恐縮する。
廊下を歩き、エレベーターホールへ辿り着くと、雉名さんが私たちに向き直った。
「先に会場に戻る。俺にも、一応お役目があるからな」
「雉名がいいところのお坊ちゃんだったなんて、お笑い種だね」
「お前よりはマシだ」
やってきたエレベーターへ乗り込み、雉名さんは二十五階で、私たちはさらに上の、二十九階で降りる。
柊一朗さん専用のスイートルームへ戻ると、すでに着付けとヘアメイクのスタッフが到着しており、すぐさま私を着飾り直してくれた。
もうすぐパーティーがお開きとなる時間だ。最後の挨拶回りをしに、私たちは再びパーティー会場へと向かった。
「仕方ないだろ。あんたの電話なんか出たくもなかったが、こいつをひとりでフラフラさせとくのも心元なかったし。それにしても、まさか拉致されるとは」
深いため息をつかれてしまい、「すみません」と恐縮する。
廊下を歩き、エレベーターホールへ辿り着くと、雉名さんが私たちに向き直った。
「先に会場に戻る。俺にも、一応お役目があるからな」
「雉名がいいところのお坊ちゃんだったなんて、お笑い種だね」
「お前よりはマシだ」
やってきたエレベーターへ乗り込み、雉名さんは二十五階で、私たちはさらに上の、二十九階で降りる。
柊一朗さん専用のスイートルームへ戻ると、すでに着付けとヘアメイクのスタッフが到着しており、すぐさま私を着飾り直してくれた。
もうすぐパーティーがお開きとなる時間だ。最後の挨拶回りをしに、私たちは再びパーティー会場へと向かった。