お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
彼は怪しげに目を光らせて、私をじっと見つめている。眼差しが痛い。
せっかくだから、目の前に置かれたコース料理を見つめればいいのに。
ほら、このアミューズ、モッツァレラチーズとハーブの上にトマトのシャーベットソースがかかっていてものすごくおいしそうでしょ?
「わ、わー、おいしそうですね!」
とり繕うように感嘆の声をあげると。
「うん。立花さんもとってもおいしそうだけど」
思わずとり落としたナイフがお皿に当たってカシャーンという音を響かせる。
私がおいしそうって、どういう意味……? それ人間に対する形容詞じゃない。
せっかくの高級フレンチなのに、彼の視線が気になって集中できない。
「……もっとかわいい子とか若い子とか、いっぱいいるのに、どうして私をからかおうとするんですか」
「だから、本気だって言ってるのに」
彼はシャンパンを持つ手を止めて、苦笑する。
「立花さんに一目惚れしちゃったって言ったら、信じてくれる?」
「ひ、ひと――っ」
引きつって首を左右にブンブン振る私を見て、彼はニッコリと目を細めた。
せっかくだから、目の前に置かれたコース料理を見つめればいいのに。
ほら、このアミューズ、モッツァレラチーズとハーブの上にトマトのシャーベットソースがかかっていてものすごくおいしそうでしょ?
「わ、わー、おいしそうですね!」
とり繕うように感嘆の声をあげると。
「うん。立花さんもとってもおいしそうだけど」
思わずとり落としたナイフがお皿に当たってカシャーンという音を響かせる。
私がおいしそうって、どういう意味……? それ人間に対する形容詞じゃない。
せっかくの高級フレンチなのに、彼の視線が気になって集中できない。
「……もっとかわいい子とか若い子とか、いっぱいいるのに、どうして私をからかおうとするんですか」
「だから、本気だって言ってるのに」
彼はシャンパンを持つ手を止めて、苦笑する。
「立花さんに一目惚れしちゃったって言ったら、信じてくれる?」
「ひ、ひと――っ」
引きつって首を左右にブンブン振る私を見て、彼はニッコリと目を細めた。