お見合い求婚~次期社長の抑えきれない独占愛~
苗字が違うだけなら、まだ理解できる。
両親の離婚とか、自身の離婚――まぁ、彼は未婚と聞いているから、それはそれで問題だ――とか、説明もつくのだけれど、下の名前まで違うとなると、理由がわからない。
でも、確かに写真は穂積さんで間違いないし、他人の免許証を持っているわけがないよね?
カードケースをめくると、保険証も入っていた。
その名前は『千堂柊一朗』。けれど、その隣の社員証には『穂積柊一』。
「名前が……ふたつ?」
ざわっと胸が騒いで、嫌な予感がした。
と同時に、確かめなければ、そんな妙な使命感にかられて。
ソファの上に置いてあったビジネスバッグがこれ見よがしに目に入り、興味と罪悪感がせめぎ合う。
中を調べれば、この謎を解く手がかりがなにか見つかるかもしれない。
勝手に見るなんて反則だ。けれど……気になる。
両親の離婚とか、自身の離婚――まぁ、彼は未婚と聞いているから、それはそれで問題だ――とか、説明もつくのだけれど、下の名前まで違うとなると、理由がわからない。
でも、確かに写真は穂積さんで間違いないし、他人の免許証を持っているわけがないよね?
カードケースをめくると、保険証も入っていた。
その名前は『千堂柊一朗』。けれど、その隣の社員証には『穂積柊一』。
「名前が……ふたつ?」
ざわっと胸が騒いで、嫌な予感がした。
と同時に、確かめなければ、そんな妙な使命感にかられて。
ソファの上に置いてあったビジネスバッグがこれ見よがしに目に入り、興味と罪悪感がせめぎ合う。
中を調べれば、この謎を解く手がかりがなにか見つかるかもしれない。
勝手に見るなんて反則だ。けれど……気になる。