魔法学校 l
その夜
私とサナは食事を取りにホールへ向かった
「わあ!今日も美味しそうだねヤヨイ!」
なんかこの部分だけ聞くと私が美味しそうってことになるね笑
「おっさらおっさら〜」
私の腕を引いて楽しそうにお皿を取りに行く
ちょっと不気味だよ笑
さて、今日は何を食べよーかなー
はっ!
お肉!!
発見!!
「サナ、お肉食べたい!」
「あたしも食べたい!」
私達は迷わずお肉目指して進んだ
鉄板の上で焼かれている
一口サイズにカットされたサイコロステーキ
タレも何種類かあって、私はレモンペッパーにした
んー!!
アツアツで美味し!
「お前らもうちょい可愛げあるもん食べろよ笑」
うわーーーー
お肉に夢中になってたから気づかなかった
「リュウセイもたべてみてよ!お肉美味しいよ〜」
お肉を食べて機嫌がいいサナ
リュウセイよ、頼むからサナの機嫌を悪くしないでおくれ
「遠慮しとくわ笑
それより、
お前ら明日の試合に残ったんだってな」
「えへへ
1年なのに凄いでしょ!笑」
サナ嬉しそう笑
あっ、サナに祝福を返してもらわないと
明日は流石に必要かも…
「はいはい、すごーいすごーい」
棒読みじゃねーかっ、このやろー!
「まっ!1位取るのは無理だろうけど笑」
むっ!
1位になるから、と言おうとした時、
「あたし達は1位取るから」
と、サナが真剣な表情で言い切った
その瞳には迷いや不安は感じられなかった
きっと、
ユイ先輩の試合を見たからかな
「へー・・・」
サナを面白おかしく見つめるリュウセイ
「自分の心配をすれば?リュウセイ」
リュウセイだって、会長に負けるかもしれない
あのライに負けるかもしれないじゃん
「この俺が負けると思うか?」
今のリュウセイの実力をまだ私は知らない
何も言えない、だけど、
「あたし達の生徒会長は強いんだから!」
「…うん。会長は強いよ」