天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
気分もすっきりいただくイタリアンはとっても美味しかった。
これから先、明るい未来が待っていると思えた。
「あれ爽子、またトマトを残してる」
えええ。
お皿に残ったトマトに気づかれてしまった。
「好き嫌いはダメだよ」
「・・・でも、無理なの」
小さい頃からどうしてもトマトが食べられない。
「これから先外で食事をするときに、『嫌いだから食べられません』って言うつもり?」
「いや、それは・・・」
その時はその時で、
「一口だけでも食べて」
えー。
思いっきり顔に出してしまった。
それから5分ほど、私たちはにらみ合った。
どんなに粘っても、泰介は引かない。
はあぁー、もー。
一番小さなトマトをフォークに乗せ、エイ、ヤアッと口に放り込み水で流し込んだ。
「はい、ごちそうさま」
やっと泰介のOKが出た。
はー、もしかして私はとんでもなく面倒くさい人を旦那様に選んだのかもしれない。
でも仕方ない、好きになってしまえば止められない。
一生かけてこの人についていこう。
いつまでも私らしく、マイペースで愛していく。
これから先、明るい未来が待っていると思えた。
「あれ爽子、またトマトを残してる」
えええ。
お皿に残ったトマトに気づかれてしまった。
「好き嫌いはダメだよ」
「・・・でも、無理なの」
小さい頃からどうしてもトマトが食べられない。
「これから先外で食事をするときに、『嫌いだから食べられません』って言うつもり?」
「いや、それは・・・」
その時はその時で、
「一口だけでも食べて」
えー。
思いっきり顔に出してしまった。
それから5分ほど、私たちはにらみ合った。
どんなに粘っても、泰介は引かない。
はあぁー、もー。
一番小さなトマトをフォークに乗せ、エイ、ヤアッと口に放り込み水で流し込んだ。
「はい、ごちそうさま」
やっと泰介のOKが出た。
はー、もしかして私はとんでもなく面倒くさい人を旦那様に選んだのかもしれない。
でも仕方ない、好きになってしまえば止められない。
一生かけてこの人についていこう。
いつまでも私らしく、マイペースで愛していく。


