心拍数上昇中!!
「あ、帰って来た!お帰りー」と佐藤さんの声と同時にみんなの視線が私に向けられた
「…た、ただいま…」
すると、私を見て松岡さんは…
「あやちゃん…あなた…早くない?」真顔でそう言った。
そして、次々とみんなが話始めた
「普段、何もないところで転んだり、集中し過ぎて周りが見えなくなったり、ぶつかったりして…どんくさい、あやちゃんが、こんなに足が速いとは思わなかったわ!昔なにかやってたの?」
松岡さん、さりげにディスってません?
「私、中学から高校まで陸上部に所属してました」
そう言うと、なるほどと納得する松岡さん
「足が長いから陸上とかに向いてるもんね」
「…もう優勝いけるんじゃない?」
「カメラ用意してたけど早すぎて取れなかった」などと口々に言う
「…ザッキー」と朝野さん
「はい」
「おつかれ、すごかった」そう言って朝野さんは、私の頭を撫でた。
「………ありがとうございます」
誉められたことが嬉しくて口許が緩む
朝野さんの隣にいた佐藤さんは
「我が子がようやく仲良くなった感じがして嬉しい…」となぞの事を言いながら目元を押さえる振りをしている。
「「いや、我が子じゃないので僕/私たち」」
佐藤さんは、めちゃ、ハモってるw と言いながら爆笑した。