【完】俺の隣にいてほしい。
それから俺はまもなくして、茶髪だった髪を金髪にした。
理由は、なんとなく気分を一新したかったから。もちろん石ノ森の奴らにやられたのが悔しくて、もっと派手にしてやろうというヤケクソに近い気持ちもあったけど。
そしてあの一件以来、俺は意味もなくケンカするのはやめることにした。
やられたから次はやり返す、そういう気は全くなかった。
くだらない理由で張り合ったり争うことほど、無意味なことはないと思ったから。
そんな俺は、あの日からずっと、あることに心をとらわれていた。
あの時、俺にカイロや絆創膏をくれた、あの花園の女の子。
彼女の顔がなぜか、頭から離れなくて。
ハッキリと顔を見たのは一瞬だったけど、いかにも花園の生徒って感じの純粋そうな子で、かなり可愛かったような気がする。
もう会えないかもしれないけれど、できることならもう一度彼女に会いたいと思っている自分がいた。
理由は、なんとなく気分を一新したかったから。もちろん石ノ森の奴らにやられたのが悔しくて、もっと派手にしてやろうというヤケクソに近い気持ちもあったけど。
そしてあの一件以来、俺は意味もなくケンカするのはやめることにした。
やられたから次はやり返す、そういう気は全くなかった。
くだらない理由で張り合ったり争うことほど、無意味なことはないと思ったから。
そんな俺は、あの日からずっと、あることに心をとらわれていた。
あの時、俺にカイロや絆創膏をくれた、あの花園の女の子。
彼女の顔がなぜか、頭から離れなくて。
ハッキリと顔を見たのは一瞬だったけど、いかにも花園の生徒って感じの純粋そうな子で、かなり可愛かったような気がする。
もう会えないかもしれないけれど、できることならもう一度彼女に会いたいと思っている自分がいた。