虹色シンデレラ
久しぶりに電車に乗り、隣り街のスポーツクラブへ。
都内に何店舗かあるボルタリングを楽しめる施設。

「ウワー、凄い」

天井までギッシリとつけられた色とりどりの突起物。
ホールドと言うらしい。
広い体育館のような所で、すでに何人かが壁に登っていた。


「レンタルだけど、平気?」

差し出されたスポーツウエアとシューズ。
女の子の中には『いくら洗濯してあっても誰が着たのか分からない服なんて着られない』って子も多いから、祐介くんは気にしてくれたみたい。

「うん、大丈夫」

私は気にしません。
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