貧乏姫でもいいですか?(+おまけ)
――なんてお優しい方だろう。
女御の優しさに胸を打たれ、花菜は正直に話した。
「はい。そうでございます。私の家は貧しいので使用人があまりおりません。両親は気づいていないと思いますが、私が使用人と一緒に作っておりました」
「そうなの。偉いのね」
考え深げに女御は頷いた。
「それで、私に作ってくれるとしたら、どんなお食事なのかしら?」
「女御さまは、朝粥は召し上がれますか?」
「ええ、朝粥は頂くわ」
「お腹は痛くはないですか?」
「ええ、痛くはないの。ただ食が進まないだけなのよ。お医者は頑張って食べるようにとお薬をくれたのだけれど……」
「そうですか。お野菜やお魚が入って味のついている、さっぱりとしたお粥ならどうですか? 食欲がなくてもお口にしやすいかと思います。温かいお粥ならお腹にも優しいですし」
「最初から味がついているの? そんなお粥は食べたことがないわ。食べてみたいわね」