貧乏姫でもいいですか?(+おまけ)
「では、膳司に行って頼んでみます」
「ちょっと待って。せっかくなら貴方が好きなように作ってみてほしいから」
女御はそう言うと、文机に向き直り、するすると筆を滑らせた。
「これを尚膳(かしわでのかみ)に渡してね」
見れば、そこには女御の署名と共に、
【この者に、好きなように料理を作らせてほしい。私はこの者が作った物を食べてみたいのです。】
そう書いてある。
「私からと言えば、皆、嫌な顔をせず協力してくれるであろう」
確かにこの手紙を持っていけば、料理長である尚膳も快く料理をさせてくれるに違いなかった。
「女御さま、ありがとうございます」
「ありがとうは、私の方です。楽しみにしているわ」
そして女御は、縫司の長である尚縫(ぬいのかみ)にも手紙を書いた。
花菜が、料理をする間、裁縫の手を止めるというものである。
「ちょっと待って。せっかくなら貴方が好きなように作ってみてほしいから」
女御はそう言うと、文机に向き直り、するすると筆を滑らせた。
「これを尚膳(かしわでのかみ)に渡してね」
見れば、そこには女御の署名と共に、
【この者に、好きなように料理を作らせてほしい。私はこの者が作った物を食べてみたいのです。】
そう書いてある。
「私からと言えば、皆、嫌な顔をせず協力してくれるであろう」
確かにこの手紙を持っていけば、料理長である尚膳も快く料理をさせてくれるに違いなかった。
「女御さま、ありがとうございます」
「ありがとうは、私の方です。楽しみにしているわ」
そして女御は、縫司の長である尚縫(ぬいのかみ)にも手紙を書いた。
花菜が、料理をする間、裁縫の手を止めるというものである。