貧乏姫でもいいですか?(+おまけ)
「――夢? もしかしてヘイセイという世界の夢ですか?」
「え? 花菜姫も?」
今度は、朱鳥も目を大きく見開いて驚いた。
蒼絃はこれまで妹にも黙っていたのだろう、二人とも初耳だった。
「花菜姫は雷に打たれてしばらく意識を失った。その時にヘイセイの世で暮らした日々を思い出したらしい。朱鳥の場合は、ある日を境にヘイセイの世で暮らした記憶とそれまでのここでの記憶が入れ違った」
「え……ということは、あれは夢ではなく、やはり記憶なのですか?」
花菜は混乱したように瞼をぱちぱちさせた。
朱鳥もどう受け止めていいのかわからないのだろう。ジッと兄を見つめる。
「深く考えるまでもない」
蒼絃はそう言って瞼を閉じた。
「今、ここで生きているということが現実である。ならば他の記憶は全て夢ということだ」
「え? 花菜姫も?」
今度は、朱鳥も目を大きく見開いて驚いた。
蒼絃はこれまで妹にも黙っていたのだろう、二人とも初耳だった。
「花菜姫は雷に打たれてしばらく意識を失った。その時にヘイセイの世で暮らした日々を思い出したらしい。朱鳥の場合は、ある日を境にヘイセイの世で暮らした記憶とそれまでのここでの記憶が入れ違った」
「え……ということは、あれは夢ではなく、やはり記憶なのですか?」
花菜は混乱したように瞼をぱちぱちさせた。
朱鳥もどう受け止めていいのかわからないのだろう。ジッと兄を見つめる。
「深く考えるまでもない」
蒼絃はそう言って瞼を閉じた。
「今、ここで生きているということが現実である。ならば他の記憶は全て夢ということだ」