貧乏姫でもいいですか?(+おまけ)
『姫さま、おめでとうございます。傀さまも、どこかでお知りになったのですね。下屋に届けてくださっていました。このことは、殿さまにも北の方さまにも内緒のままにしてあります』

両親には『傀』からの贈り物のことは秘密にする。
それは花菜と嗣爺が相談して決めたことだった。いらぬ心配をかけないほうがいいという判断だ。

――それにしても一体?

『傀』とは何者なのかという疑問が、更に大きくなった。

どうして女官試験のことを知っているのか?

貴族の社会に通じていなければ、こんな贈り物ができるはずもない。

人鬼丸は貴族の邸へ盗みに入るらしいが、それで?
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