。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「はいはい、行くよ!君達!!」

不意に軽い声に見たらカメラを構えた黒で。

「はい、チーズ」


パシャッーーー
なんの躊躇いもなく押されたシャッター音に、不意に緊張が解れたあたしは
自然に笑顔を作っていた。


「おっ、あげはちゃんの笑顔撮れました!!
1枚500円なっ!
後で、あげるねあげはちゃん!!」










「マジで痛いんだけど冗談じゃん」







黒くんは頭を摩って涙目で、白を睨んだ。




写真を500円で、売ろうとしていた黒は冗談だと言い張っていたが白に、ゲンコツを落とされた。





「マジ、冗談に聞こえないから」



白がなんで怒ってるか、分からない。
だけど周りはヤレヤレと、ため息を吐いた。



「まあ、今のは黒が悪いな」


ずっと黙ってた龍が喋った。

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