闇の果ては光となりて
光の思い付きで開催される事になったカレー祭り。
買い出しのメンバーが買い物に行ってくれてる間に、私は持ってきた荷物を片付けた。
総長へと報告も光がカレー祭りの話をするついでに、済ませておいてくれると言うのでお願いしちゃった。
お礼を早く言いたいとは思ったけど、これからここで過ごすんだから、時間はたっぷりあると思い直した。
今日から···ううん、昨日から私は棚からぼた餅の様なチャンスに恵まれ野良猫の一員となれたんだもん。
1階に降りる頃には買出しのメンバーが、大量の材料を購入して帰ってきた。
お金を出すって言ったのに、総長が出すからと受け取ってもらえなかった事はかなり残念に思う。
「わぁ、買い物上手な人が居るんだね」
大部屋の広いキッチンに置かれた食材を見て感心した。
安くて良い物が沢山あるんだよ。
主婦顔負けのこの買い物上手は、私も見習うべきだよね。
「洋食屋の息子が居るんっすよ」
一緒にカレー作りを手伝ってくれる事になってる充希が教えてくれた。
エプロンを掛けた姿がシュールです。
「へぇ、そうなんだ」
「買い物上手、料理下手」
単語で教えてくれるのは長谷川。
なんと、この2人見かけによらず料理上手らしく、私のお手伝いメンバーに大抜擢されたのだ。
洋食屋の息子さんがメンバーに入ってない理由に、笑いそうになったのは申し訳ない。
「じゃあ、早速サクサクと作ってこう〜!」
腕まくりをして拳を突き上げたら、充希と長谷川もそれに付き合って腕を突き上げてくれた。
ちなみに、現在は私服に着替えたよ。
借りていた光の服は洗濯後、返却予定。
さぁて、60人分のカレーだよ、頑張らないと。
本当はルーから作ろうと思っていたんだけど、時間も無いし大量には大変なので、本日はカレールーを使用です。
3人で椅子に腰掛けて、ピーラーでひたすらジャガ芋と人参の皮むきをする。
玉葱は切ると目に染みるので一番後にした。
ある程度溜まるまで無神で皮を向き、目処がたった所で、私は肉を炒め始める。
肉の量も、これまた半端なかった。
給食センターのおばさん、本当にいつもありがとうございます。
思わずお礼を言いたくなるぐらい、大人数の料理を作るのは大変だった。
今回は大きな鍋を2つ使って煮込む事になるので、大忙しだ。
炒めた牛肉を2つの鍋に分け入れ、そのフライパンで皮むきの終わったジャガ芋と人参と玉葱を炒めていく。
じっくり弱火で炒めたいところだが、今回は中火で手早く炒めた。
今頃、溜まり場の前ではブロックで作られた簡易的なかまどで飯盒がご飯を炊き上げているだろう。
ヤンキーズ達はワチャワチャと騒ぎながらやってるんだろうな、と想像して笑みが漏れた。
買い出しのメンバーが買い物に行ってくれてる間に、私は持ってきた荷物を片付けた。
総長へと報告も光がカレー祭りの話をするついでに、済ませておいてくれると言うのでお願いしちゃった。
お礼を早く言いたいとは思ったけど、これからここで過ごすんだから、時間はたっぷりあると思い直した。
今日から···ううん、昨日から私は棚からぼた餅の様なチャンスに恵まれ野良猫の一員となれたんだもん。
1階に降りる頃には買出しのメンバーが、大量の材料を購入して帰ってきた。
お金を出すって言ったのに、総長が出すからと受け取ってもらえなかった事はかなり残念に思う。
「わぁ、買い物上手な人が居るんだね」
大部屋の広いキッチンに置かれた食材を見て感心した。
安くて良い物が沢山あるんだよ。
主婦顔負けのこの買い物上手は、私も見習うべきだよね。
「洋食屋の息子が居るんっすよ」
一緒にカレー作りを手伝ってくれる事になってる充希が教えてくれた。
エプロンを掛けた姿がシュールです。
「へぇ、そうなんだ」
「買い物上手、料理下手」
単語で教えてくれるのは長谷川。
なんと、この2人見かけによらず料理上手らしく、私のお手伝いメンバーに大抜擢されたのだ。
洋食屋の息子さんがメンバーに入ってない理由に、笑いそうになったのは申し訳ない。
「じゃあ、早速サクサクと作ってこう〜!」
腕まくりをして拳を突き上げたら、充希と長谷川もそれに付き合って腕を突き上げてくれた。
ちなみに、現在は私服に着替えたよ。
借りていた光の服は洗濯後、返却予定。
さぁて、60人分のカレーだよ、頑張らないと。
本当はルーから作ろうと思っていたんだけど、時間も無いし大量には大変なので、本日はカレールーを使用です。
3人で椅子に腰掛けて、ピーラーでひたすらジャガ芋と人参の皮むきをする。
玉葱は切ると目に染みるので一番後にした。
ある程度溜まるまで無神で皮を向き、目処がたった所で、私は肉を炒め始める。
肉の量も、これまた半端なかった。
給食センターのおばさん、本当にいつもありがとうございます。
思わずお礼を言いたくなるぐらい、大人数の料理を作るのは大変だった。
今回は大きな鍋を2つ使って煮込む事になるので、大忙しだ。
炒めた牛肉を2つの鍋に分け入れ、そのフライパンで皮むきの終わったジャガ芋と人参と玉葱を炒めていく。
じっくり弱火で炒めたいところだが、今回は中火で手早く炒めた。
今頃、溜まり場の前ではブロックで作られた簡易的なかまどで飯盒がご飯を炊き上げているだろう。
ヤンキーズ達はワチャワチャと騒ぎながらやってるんだろうな、と想像して笑みが漏れた。