極上御曹司は契約妻が愛おしくてたまらない
「私、あなたが思っているような女じゃないんです」
「俺が思っているような女って?」
「誘われればすぐについていくような軽い女というか……。そう見えるのかもしれませんが違うんです。それを言いたくて、ここへ来ました」
彼がくすりと笑う。
「ほいほいついて来そうだから誘ったと?」
大きくうなずいて答える。
「食事して、なんならそのあとホテルの部屋にでも連れ込もうとしてるって?」
まさにそう。でも、単刀直入に言われて頬がカーッと熱をもつ。
恥ずかしさに唇を噛みしめていると、彼はクククと笑い始めた。
「ど、どうして笑うんですか?」
「陽奈子はおもしろいな」
いきなり呼び捨てにされ、目を丸くする。
「〝陽奈子〟って……!」