ふりむいて、好きって言って。(仮/旧:三神くんは恋をする)
「いいさいいさ、俺しばらくいいんちょー独り占めするし。てめぇはそのみみっちい脳みそでせいぜい足掻いてろ!」


篠宮くんはそういうと、私の椅子に自分の椅子を近づけた。


三神くんが寝ていたから、割と初めの方からずっと篠宮くん専属なんだけどな。


苦笑いで迎え入れつつ、こんなことなら和香ちゃんも呼んで、土日にやればよかったと内心後悔。


和香ちゃんなら篠宮くんを巧みに丸め込んで、ささっとプリントを終わらせていたに違いない。


さて赤点回避どうするか、と考えていると、ガンッと机が揺れた。
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