Love Eater Ⅲ
「無理無理無理ぃぃぃ!ぜっーたい、入らない!痛いっ!!」
「っと、往生際の悪い奴だなぁぁぁ!入らないじゃねえ!挿れるんだよ!」
「っ……ソルトの人でなしぃぃぃ!!鬼畜ぅぅぅ!!」
「人でなしはどっちだっつーの!!おまっ…俺が今までどれだけお前の事考えて抑制してきたと思ってんだ!?」
「だって…だってぇぇぇ……………………あっ、そうか、」
「あっ?なんだよ?」
「魔法でちっさくしちゃおうか!なんなら基準下くらいまで」
「…………………………六花、ちょっと待ってろ」
「ふえっ?」
散々ごねて喚いてした挙句の六花の奇策。
本人は名案でしょ!と言わんばかりの笑みまで浮かべてソルトをのぞき込むのだから性質の悪い。
そんな六花にいつもであるなら『ふざけるなっ!』と怒号を響かせるソルトである筈なのに。
何故か怒鳴る様子などまるでなく、寧ろニッと微笑み六花の頭を撫でるとベッドからも下りて行ってしまう。
それでも部屋を出ていくわけでもなく、室内にあるチェストの引き出しを開け何やら持ち出したかと思うと戻ってくる。
その一連の流れを六花はポケッと眺めて待っていたのだが。
「待たせたな」
「っ……!?」
ソルトが戻るや否やガシッと掴まれた腕とどこか危険さを感じる笑みと。
その理由は問わずとも、目の前でチャラリと揺らされたロザリオが物語る。