文の幸福
・仁side

親父に誘われて、何かしらのパーティーに来ている。

普段なら面倒だから断るけど、今後の文の事もあるし、ご機嫌をとりたいので二つ返事で参加した。

親父からは“図書館からの評判もいいし、ジムのトレーナーからも期待できる!”と連絡を受けたらしく、親父はルンルンだ。

裏事情があるにしても、ご機嫌がとれてなにより。

親父と話をしていると静香がいた。

親父に一言断って、静香に近づいた。

「おい!お前、前から連絡してんのに、無視すんなよ。」

「あ?あ!仁!元気?対した用事でもないくせに連絡してくんなよ。
コッチは忙しいの!」

「は?用事の内容も知らないくせに、ってか、お前の学校に“市川 文”って知ってる?」

「“市川 文”?知らん!また女とのトラブルか?」

「ちげーし、ホントに知らない?」
「知らない!」

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