文の幸福
「大谷様、少々お時間いただいてもよろしいでしょうか」静香だ。
スト子に断りを入れ、スト子から距離をとる。
「仁、あんた趣味悪いわね。」
「あ?ああ、あれオレの婚約者候補。」
「何番目のよ?いちいち相手しないくせに、アレしつこいわよ?」
「知ってる。よく職場にも現れてるから。」
「あー怖!まーどうでもいいけど、あたし、先帰るね。」
「ここ九時までだろ。」
「うん、でも学校の友達がいるっていったら、親も先にあがっていいって、」
「友達?もしかしてさっきの女か?」
「違うわよ!バイトできてんの・・・ほらあの子よ。」
と指をさす方をみると文がいる。
「え?お前知らないって言ってただろ!」
「は?文のこと?聞いた?」
「文(ぶん)?文(あや)だろ?」
「ううん、文(ぶん)よ?あの子は昔から文(ぶん)よ。友達だから手出すん
じゃないわよ、ケダモノ。バイビー」
と、バイビー静香は消えた。
ってか思考の止まってるオレをほっといて消えた。
え?オレがだまされてんの?なに?ケダモノだから?