文の幸福

「仁?おはよ。」

「おはよ、文こっち向いて?」

「ん、どしたの?・・・!仁、コレ」

目を擦る文は指にある指輪に気が付いた。

「文、オレ、文のいない生活に戻れないし、考えられない。
籍は文が大学卒業してからでいい。
今、オレと結婚の約束をして欲しい。
今、ずっとオレの傍にいるって誓って欲しい。」

「うん!・・・初めても終わりも仁と一緒って約束するよ。」

そのまま、一度だけお互いの存在を祝うように抱き合った。


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