文の幸福
男子ロッカーに来たのはそっちなんだから、隠すものも隠さず体を拭きながら着替え始めた。

よくジムで誘われて、シャワーでそのままヤッてた。コイツも見覚えはある。

人のモノを見ながら物欲しそうに、次は激しくとか言っている。

「おい、消えろ。」

と言うと、顔を真っ赤にして、アンタなんて体だけなんだかんね!

と変な訛りで怒鳴りながらドスドスと出て行った。

ジムからでて、バイクで家に帰りながら考える。

オレの何かが変わってしまった。

ある程度の綺麗目な女なら、誰でもよくて、ヌイてくれる相手なら誰でもよかった。

なのに、なのに!

今日はパンパンのはずなのに、他の女に目がいかない。

さっきの奴でもよかったんじゃないか!?


誰だお前は!!

と地下組織から戻ってきたイタリアンマフィアのオレに叱咤される。

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