ひみつ
「先輩...あのっ.....」


「莉奈ちゃん...好きだっ...付き合ってくださいっ...」


え...?


私今、告白...されてる.....?


「あっあのっ.....」


「あっ返事はまたでいいよ...!」


先輩は言い残して走って教室から出ていった。


私の心の中は絶賛キャパオーバー。


これは...


“教室で待ってるからな”


不意に流れるこの声。


なんで彼の声が聞こえるの?


“好きだっ...”


好き...?





戸惑いながらも自分の教室に戻ると彼が待ってた。


「な、泣きそうな顔してるけど...大丈夫?」


もういま...自分の気持ちがわからないよ...


彼を目の前にして、自分の心臓の音がうるさい。


これって...もしかして...


スキ...ッテイウコト...?


「り、莉奈ちゃん?」


「はっ...ごめん、なんでもないっ...」


カバンに荷物を詰め込んで、教室を出た。


「あっ...私、階段降りれなくて、エレベーターなんだよね...」


「あっそうなの?なら俺も乗ろうっと」


普段あんまりエレベーター乗ってる人がいないというか、一応許可制だから、エレベーターホールにも誰もいない。
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