ひみつ
エレベーターが来て、乗って気づいた。


密室に...二人っきり...


不意に横を見ると目が合ってそらしてしまう。


なんでこんなに...私...意識してるんだろう...


「ど、どうかしたか?」


「いや、...あ、なんでもないっ...」


なんだよ私、今日はおかしすぎるよ!!


「顔真っ赤」


「...えっ?」


「後ろ見てみなよ...その...鏡でさ」


振り返ると、耳が真っ赤の私がいた


「ちょっと...暑くてさ...」


ダメだ...頭の中が真っ白だよ...





なんかエレベーター動かなくない...?


「ボタン忘れてたー」


ちらっと見ると1階を押してなかった。


やばいやばい、自分パニクってる...


「ど、どうかしたの?...何かあったの...??」


さっき...自分は...


確かに告白された...よね?


でも私...先輩じゃなくて...


目の前にいる彼が.....


“1階です”


エレベーターがあくと、なんか一気に涼しくなった気がした。


「荷物、持ってやるよ」


ひょいっと私の方からカバンを取って、彼はカバンを担いだ。


「あ、ありがと...」
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