同期は蓋を開けたら溺愛でした
大友と話さない日々はつらかった。
里美に相談する前の一日限りと思っていた時とは雲泥の差だった。
隣なのに事務的な話以外は一切しない。
仕事の流れでいつも通り昼食を一緒に取ったとしても、ただ同じテーブルにいるだけ。
慣れていかなければ、仕事なのだから。
そう思い、なんとか日々をやり過ごす。
前までは大友が転職を考えているかもしれないと知っただけで悲しい気持ちや不安な気持ちになったのに、今は自分が転職でもしてこの関係から解放されたいとさえ思い始めている。
大友もこんな思いをしていたのかもしれない。
私が自分のことばかり考えて、大友を顧みなかったから。
今日でやっと週末だ。
来週頭にはカッターの試作品が出来上がるのに、心は晴れない。
次の月曜、元気に自分が出社できる自信はどこにもなかった。
大友と時間が合わず、一人で終えた昼食。
いつもなら誰かと食べるのに、誰かを誘うのも億劫でぼんやりと社食を口に運んだ。