孤独な私が愛を見つけたら
私も思わず微笑み返した。

「私の印象はだいぶ変わりましたか?」

吉田さんの見せるその雰囲気は4人の時とは明らかに違う。

「そうですね…、でもさっき言った通りです。」

「えっ?」

「やっぱりあなたに寄り添っていきたいですね。そして真正面から俺を見て欲しいですね。」

吉田さんはそんな風に話題を元へ戻した。

私の話しかけたさっきの両親の話を聞きたいのだろうか。

注文を終えた私は、何となく話を繋げにくかった。

「佐奈さん、御両親の話を聞かせてもらっても良いですか?」

料理が来ると、そっと吉田さんが口を開いた。

私が黙っていると、少し間をおいて、また吉田さんが言った。

「嫌ですか?」

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