ぜ、ん、ま、い、と、あ、た、し
所を変え、今度は植物園を案内された。
ガラス張りの大きな温室には、赤や白やピンク色の色とりどりの花々が目一杯花弁を広げ、甘い芳香で満ち満ちている。
自ら手を伸ばし、創手は樹木の枝から何かをもぎ取った。
「食べて」
手渡されたのは真っ赤で、表面にイボイボがある果実のようだった。
角度を変えたりしながら観察するふりをしていると、創手はもう一つもいで、先に自分が口を付けた。
食べざるを得ない状況になったので、見たこともない怪しげなその実を齧ってみる。
びっくりするくらい甘みが強く、シャリシャリとしていて、グラニュー糖のような歯触りもあった。
「マンゴーみたいな味」
「ヤマボウシの実だよ」と創手が教えてくれた。
「美味しいですね」
あたしの言葉に、創手が顔を綻ばせた。
ガラス張りの大きな温室には、赤や白やピンク色の色とりどりの花々が目一杯花弁を広げ、甘い芳香で満ち満ちている。
自ら手を伸ばし、創手は樹木の枝から何かをもぎ取った。
「食べて」
手渡されたのは真っ赤で、表面にイボイボがある果実のようだった。
角度を変えたりしながら観察するふりをしていると、創手はもう一つもいで、先に自分が口を付けた。
食べざるを得ない状況になったので、見たこともない怪しげなその実を齧ってみる。
びっくりするくらい甘みが強く、シャリシャリとしていて、グラニュー糖のような歯触りもあった。
「マンゴーみたいな味」
「ヤマボウシの実だよ」と創手が教えてくれた。
「美味しいですね」
あたしの言葉に、創手が顔を綻ばせた。