ぜ、ん、ま、い、と、あ、た、し
創手は手を伸ばし、あたしの手首の手錠に手のひらを翳す。
触れるか触れないかというくらい、繊細な手つきで手錠を撫でたと思ったら、金属の輪がするりと解け、重い音と共にそれは地面に落ちた。
あたしは呆然と、突如として軽やかになった自分の両手を見下ろした。
創手は魔法の使い手か。しかし呪いを掛けるくらいだから魔法くらいお手の物なのかもしれない。
「おいで」
創手があたしの手を取った。
「どちらへ?」
「人形を返すんだよ。君の仲間のもとへ」
あたしは瞬きした。
「それが済んだら、僕らの結婚式の準備だ」
創手はあたしを見ずに、そう言った。
触れるか触れないかというくらい、繊細な手つきで手錠を撫でたと思ったら、金属の輪がするりと解け、重い音と共にそれは地面に落ちた。
あたしは呆然と、突如として軽やかになった自分の両手を見下ろした。
創手は魔法の使い手か。しかし呪いを掛けるくらいだから魔法くらいお手の物なのかもしれない。
「おいで」
創手があたしの手を取った。
「どちらへ?」
「人形を返すんだよ。君の仲間のもとへ」
あたしは瞬きした。
「それが済んだら、僕らの結婚式の準備だ」
創手はあたしを見ずに、そう言った。