わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
あどけない瞳を俺に向ける美湖を見てると、笑えてきた。

でも、もういいや…。
美湖が…今俺の腕の中にいるってだけで…。
何もかもどうでもいい気がした。

「騙されてたの?悠が?」

美湖がまたあどけない「?」の顔を向ける。

「うん。そうみたいだ。俺はずっと美湖が上村先輩と付き合ってるって思いこんでた。ってかそういう策略にひっかかったんじゃないかなって今になって思う。俺のプライドが邪魔して美湖に事実を確認できずにいたんだ。」

「え?付き合うわけないよ。あんな人。」

美湖が眉をひそめた。

「高校の時は悠に冷たくされたわたしを励ましてくれたり、笑わせてくれたりしたいい先輩だと思ってたけど。付き合うなんて考えられないよ。わたしには悠しかいなかったもの。」

今度は俺が赤くなる番だった。

「俺しかいないって…。」

それにキスがはじめてってことは…そのあとも誰とも付き合ってないのか?美湖。

「うん。わたしは…産まれた時から悠だけなの。」

そしてまた赤くなって俺にしがみつく。

「どんなに悠に嫌われてもね。悠以外の人とつきあおうって思ったこともあったけど、やっぱりわたしの一番は悠だから、その人に悪いと思っちゃって、うまくいかなくって結局つきあう前に終わっちゃう。」

何だよ…それじゃぁ…俺、ほんとにバカだ。
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