わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
土曜日の朝、涙とともに目が覚めた。

あ。夢…。

昨日あんなことがあったから…こんな夢…

あれ以来、悠を好きだという気持ちを心の奥深くに封印してきたというのに…
4月の異動で悠が現れたときの衝撃…。

そして、昨日みたいなことがあって…
封印してたはずの…気持ちが…また心の奥から覗きそうになってる…

けれどやっぱり、悠はなんでかわたしを嫌いなことは変わりないってことも…わかった…

なのに…毎日悠を見てれば…自然と気持ちが溢れてくる…

針のむしろってこのことだ。


高校の時もある意味針のむしろではあった…けど…

最後までマネージャーをやりとげたのはわたしの意地だった。

高校でマネージャーをやると言ったときに3つ上のお兄ちゃんに笑われた。

「おまえができんのか?」

って。

お兄ちゃんはずっと悠のお兄ちゃんと一緒に野球をやっていて、高校も一緒に甲子園目指していた。

甲子園には行けなかったけれど、そのあと2人とも大学野球に進んで今2人とも社会人野球で選手としてがんばっている。

そのお兄ちゃんに

「絶対やりぬく」

って豪語した手前、絶対やめるわけにはいかなかったから…


だから、3年間やりぬいたんだと思う。

けど、あの時は針のむしろにも限りがあった。
卒業したら終わりっていう…


でも今は…同じ部署にいる限り続く…終わりの見えない針のむしろ…なのだ…。

はぁ~。

ため息とともにベッドから起き上がった。

昨日の腰が若干まだ鈍痛として残っていたけど、腰の湿布をバリッと剥がすとわたしは立ち上がった。
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