わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
退院の朝、わたしが
「もう、キャッチボールでもできそうだよ。」
と言った時に
「また今度な。」
って言った悠に違和感を感じた。
それで次の日
「ほんとは外に出て、悠とキャッチボールしたいんだけどなー。」
と言ったら、やっぱり悠は、野球を完全否定していることがわかった。
「バカ!」
「そんなこと言わないで。」
「野球を人生から捨てないで。」
「悠の原点でしょ!絶対ダメ!」
思わず悠をバシバシたたいた。
悠に野球をやってたことを否定してほしくなかった。
「俺が大学の時肘壊したこと…知ってる?」
知ってるよ。知ってるけど…。
「知ってるんだったらわかるだろ?美湖。」
「わかんないよ。悠は逃げてるだけだよ。わたしは…悠が野球できなくなったとしても野球やってたことを誇りに思ってほしい。」
お願い…そんなふうに考えないで。
「美湖…でも…今は無理だ。」
「今は無理でも…キャッチボールいつか…やりたい。」
わたしは悠の右腕に触れた。ずっと大事にしていた右腕。
「この腕が…ずっと悠を支えてたんだから…使えなくなっても大事にしてあげてほしい。」
今の悠が嫌いなわけじゃない。悠のことは今でもずっと好き。
けど、ちゃんと過去の自分と向き合える悠になってほしい。
悠が笑ってわたしとキャッチボールしてくれるようになってほしい。
じゃなきゃ…
「もう、キャッチボールでもできそうだよ。」
と言った時に
「また今度な。」
って言った悠に違和感を感じた。
それで次の日
「ほんとは外に出て、悠とキャッチボールしたいんだけどなー。」
と言ったら、やっぱり悠は、野球を完全否定していることがわかった。
「バカ!」
「そんなこと言わないで。」
「野球を人生から捨てないで。」
「悠の原点でしょ!絶対ダメ!」
思わず悠をバシバシたたいた。
悠に野球をやってたことを否定してほしくなかった。
「俺が大学の時肘壊したこと…知ってる?」
知ってるよ。知ってるけど…。
「知ってるんだったらわかるだろ?美湖。」
「わかんないよ。悠は逃げてるだけだよ。わたしは…悠が野球できなくなったとしても野球やってたことを誇りに思ってほしい。」
お願い…そんなふうに考えないで。
「美湖…でも…今は無理だ。」
「今は無理でも…キャッチボールいつか…やりたい。」
わたしは悠の右腕に触れた。ずっと大事にしていた右腕。
「この腕が…ずっと悠を支えてたんだから…使えなくなっても大事にしてあげてほしい。」
今の悠が嫌いなわけじゃない。悠のことは今でもずっと好き。
けど、ちゃんと過去の自分と向き合える悠になってほしい。
悠が笑ってわたしとキャッチボールしてくれるようになってほしい。
じゃなきゃ…