わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
結局、ゼリーは課長が聞いてくれたら3課の営業にまわしてもらえそうだった。
課長には感謝だ。

美湖に伝票を持っていく。

「あの、これ…」

「はい。サンフーズさんですか?」

美湖が俺を見た。

そんな瞳で…先輩のことも見てたのかよ?

「水嶋さん?」

ボーッとしてた俺は美湖に呼ばれて気づく。

「あ、そう。返品処理して、布施さんにまわしてくれないかな。3課で返品分面倒見てもらえるようになったから。」

布施さんは先月から復帰している。

「はい。」

知ってんのかな?美湖は…。
サンフーズが上村先輩の会社だってこと…。

返事をした美湖を見て、また上村先輩の顔が浮かんで、目をそらした。

そして美湖が俺を心配気に見ていることには、俺はまったく気づかずに、ボーッと席に戻った。



その週末…俺は美湖に連絡しなかった。

5月末から毎週、美湖と会っていたのが、ついに途絶えてしまったのだ。

「今はお前の下で鳴くのか?」

と言った上村先輩の言葉が…どうしても…俺の中で引っかかって…美湖の顔をまともに見れなかった。

美湖と会うことが…できなかった…。
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