わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
~花村美湖side~

週末…
悠から連絡がこなかった。

先週末に電車に揺られながらブルッと悪寒を感じたわたしの嫌な予感は、やはり的中したのだ。

木曜日にサンフーズの返品伝票を持ってきた悠は明らかにおかしくて、わたしをまともに見ようとしてくれなかった。

この感じは高校の時に悠から拒否された時と同じだ。
悠はわたしという人間を拒否しているのだ。

また…だ。
つらい……

悠がなんでわたしを拒否してるのかわからないから…どうすることもできない…

いつもそう…
やっと仲直りできそうと思ったら…拒否される。

いや、仲直りではない。
もともと付き合ってるわけでもなんでもないのだから。

わたしたちは幼馴染という曖昧な関係に甘んじているにすぎない。
幼馴染から先に進むのが怖いのだ。


わたしが悠に好きだという勇気があれば…


けれど、好きって言って、もし拒否されて、今の関係がなくなるのが怖い…
それなら今のままでいい。

今までずっとそう思ってきた。


けど、そう思ってるから…いつもこんなことになる。


わたしが悠に告白する勇気があればいいんだ。


それでもし玉砕しても…今みたいにずっと拒否されるよりは…いいに決まってる。


告白しよう。


わたしは心に決め、その週末は掃除と作り置きごはんの作成に没頭した。
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