わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜


結局、決心はしたものの悠に声をかけられないまま、もう気づけばお盆休みを迎えてしまった。

悠は忙しそうにしていたし、相変わらずわたしを拒否するオーラを放っていて、まったく声をかけるタイミングすら与えてくれない。
特に3日前くらいから酷くなった気がする。

暇な毎日を過ごすのも嫌なので、おばあちゃんのお墓まいりにお母さんと行った後、実家に戻った。

久しぶりに兄が来ていた。
結婚式は野球の試合のない12月にあげるのだと報告がてら、もう実家もあまり帰れないからと1人で親孝行しに帰ってきたのだと言う。

兄がわたしにもおごってくれると言うので、一家揃って焼肉屋に来てる。

「お前、暇人だなぁ。まだ男できないのかよ。」

肉をバクバク食べながら、わたしの頭をこつく。

「痛いよ。できないもんは仕方ないでしょ!」

反論しつつ肉をお皿にとる。

「何やってんだよ。悠はよ?」

「関係ないでしょ。お兄ちゃんには。
あ、そうだ、この間、上村先輩に会ったよ。」

「え?」

兄がお箸を止めて肉を頬張るわたしの顔を見る。

「え?何?どうかした?」

兄の表情が固まって一瞬止まったのでちょっと戸惑う。

「あいつ…まだお前につきまとってんの?」

「は?」

兄の顔が険しくなる。

「何も知らねぇわな。お前はそういうことには鈍いやつだよ。」

兄がぶつくさ言いながらまた肉を焼く。

「どういうこと?」
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