ようこそ異世界レストランへ~食材召喚スキルで竜騎士とモフモフ手懐けます~
「竜騎士団の皆様、ようこそいらっしゃいました。今夜はサンモルドにお泊りですか?」
このレストランの客の大半が、ジモンの叔父夫婦が経営しているという隣の宿屋の宿泊客である。
ライアスたちもそうなのではないかと問いかけたジモンに、マッキオが首を横に振る。
「違うよ。俺らの寝床はいつも軍の味けない兵舎。でも、帰るの大変だから泊まりたいよね。どうせ明日もこの街に来なきゃいけないんだし。ライアス、そうしない?」
「駄目だ。軍規は守らねばならない。それに大変ではないだろ。竜に乗って帰るのだから、三十分で王都に帰り着く」
真面目な顔をしてキッパリと拒否したライアスに、エルネがやれやれと言いたげな視線を向ける。
「マッキオは夜遊びしたいだけよ。本当に大変だと思っているわけじゃないわ」
ジモンは頷いたり相槌を打ったりして会話に参加しているが、美奈だけはさっぱりわからずポカンとするのみ。
(竜騎士団? 竜に乗るようなことを言っていたけど、空想上の生き物じゃないの?)
このレストランの客の大半が、ジモンの叔父夫婦が経営しているという隣の宿屋の宿泊客である。
ライアスたちもそうなのではないかと問いかけたジモンに、マッキオが首を横に振る。
「違うよ。俺らの寝床はいつも軍の味けない兵舎。でも、帰るの大変だから泊まりたいよね。どうせ明日もこの街に来なきゃいけないんだし。ライアス、そうしない?」
「駄目だ。軍規は守らねばならない。それに大変ではないだろ。竜に乗って帰るのだから、三十分で王都に帰り着く」
真面目な顔をしてキッパリと拒否したライアスに、エルネがやれやれと言いたげな視線を向ける。
「マッキオは夜遊びしたいだけよ。本当に大変だと思っているわけじゃないわ」
ジモンは頷いたり相槌を打ったりして会話に参加しているが、美奈だけはさっぱりわからずポカンとするのみ。
(竜騎士団? 竜に乗るようなことを言っていたけど、空想上の生き物じゃないの?)