【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
 実家の両親から、お義父さまの病院へお見舞いに行ってきたと電話をもらった。

 病状は柊吾さんからのメールの通りで、回復には時間がかかるようだ。回復しても、半身麻痺は免れない。

 寂しくて、一緒に行けばよかった、これから日本へ向かおうかと何度思っただろう。

 後悔しながら柊吾さんを待ちわびていた日曜日。

 明日の十六時過ぎにパリに到着するフライトで戻ってくると、柊吾さんから連絡があった。

 今日一日過ごせば、柊吾さんに会える。

 明日の授業が終わってから空港に行っても間に合うよね。ううん。ギリギリになっちゃう。一時間早退しよう。

 柊吾さんを驚かせたくて迎えに行くことを黙っていることにした。

 喜んでくれるかな。


 そして、待ちに待った柊吾さんが帰国の日。

 授業を早退して、凱旋門からシャルルドゴール空港行きのバスに乗った。

 空港に着き、到着ロビーへ急ぎ足で進む。道路が混んでいて、十六時を少し過ぎてしまっていたのだ。

 柊吾さんの乗った便の到着時間は十六時十五分。フライト情報を確認すると、予定より二十分早く到着していた。

 入国審査があるからまだ出てきていないよね?

 私は到着出口のほうへ向かった。

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