【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
そうは思っても、柊吾さんが女性と一緒にいたことがショックで、私はしばらくその場に立ち尽くしていた。
しばらくして、ポケットの中のスマホが振動していることに気づいてハッとなる。ポケットから慌てて出してみると、柊吾さんだった。
振動するスマホを見つめたまま出られなかった。そうしているうちに着信が止まる。
茫然とした足取りで近くのベンチにスマホを見つめたまま座った。
スマホを眺めて十分。
私はようやく柊吾さんに電話をする気持ちになった。
《心春、今空港からアパルトマンに向かっている。授業は終わったんだろう? どこにいる?》
柊吾さんの声色はいつもとまったく変わらない。
「あの、空港に迎えに来たの。そうしたら道路が混んでて今になっちゃって……」
さっき考えた言葉をつっかえることなく口にする。
《空港に!? 電話をしてくれれば、待っていたのに。引き返すからそこにいるんだ》
まさか引き返してくれるとは思っていなくて慌てて断る。
「い、いいのっ、もうバスのチケット買っちゃったから。先に帰っていて」
顔を合わせるには少し時間が欲しかった。
あの人となにか関係があるとは思わないけれど、柊吾さんが女性と親しそうに話をしていた姿にショックを受けていた。
相手が柊吾さんと並ぶとお似合いの綺麗な大人の女性だったから、子供っぽい私では太刀打ちできないと思い、気持ちが沈んでいた。
《……わかった。気を付けて帰っておいで》
「うん……じゃあね」
私は空港へ来たことを後悔しながら、スマホの通話を切った。
しばらくして、ポケットの中のスマホが振動していることに気づいてハッとなる。ポケットから慌てて出してみると、柊吾さんだった。
振動するスマホを見つめたまま出られなかった。そうしているうちに着信が止まる。
茫然とした足取りで近くのベンチにスマホを見つめたまま座った。
スマホを眺めて十分。
私はようやく柊吾さんに電話をする気持ちになった。
《心春、今空港からアパルトマンに向かっている。授業は終わったんだろう? どこにいる?》
柊吾さんの声色はいつもとまったく変わらない。
「あの、空港に迎えに来たの。そうしたら道路が混んでて今になっちゃって……」
さっき考えた言葉をつっかえることなく口にする。
《空港に!? 電話をしてくれれば、待っていたのに。引き返すからそこにいるんだ》
まさか引き返してくれるとは思っていなくて慌てて断る。
「い、いいのっ、もうバスのチケット買っちゃったから。先に帰っていて」
顔を合わせるには少し時間が欲しかった。
あの人となにか関係があるとは思わないけれど、柊吾さんが女性と親しそうに話をしていた姿にショックを受けていた。
相手が柊吾さんと並ぶとお似合いの綺麗な大人の女性だったから、子供っぽい私では太刀打ちできないと思い、気持ちが沈んでいた。
《……わかった。気を付けて帰っておいで》
「うん……じゃあね」
私は空港へ来たことを後悔しながら、スマホの通話を切った。