【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「一緒に、ひっく……行くから。来るなって言っても、……ついて、いくからね!」
涙が止まらなくてしゃくり上げる私の目に、ハンカチが当てられそっと拭われる。
「心春、ありがとう。俺も心春と離れたくない。理解ある大人に見せようと、無理をした。本当は嫌だと言われても無理矢理一緒に帰国させたい気持ちと葛藤していたんだ」
額にキスが落とされてから、これ以上ないくらい優しく唇が重ねられた。
「心春、愛している。君に出会えてよかった」
「……私も」
少しずつ冷静になってきて、自分の取った態度があまりにも子供っぽかったと後悔し始める。
「ついていくと行ってくれて嬉しかったよ。ただ……ひと晩考える時間をあげよう」
私は柊吾さんの言葉にキョトンとなった。
「たった今……無理矢理一緒に帰国させたいって、言ってくれたのに。どうして?」
柊吾さんの考えていることがわからなくてもどかしい。
「落ち着いたら考えが変わってくるかもしれないからだ。言い出せなくなって、後悔してほしくない」
柊吾さんは私に逃げ道を作ってくれているんだ。やっぱりパリに残りたいと思い直したときのために。
寛大な彼にまた瞳が潤み始めてくる。
「柊吾さんは優しすぎるよ。初めて会ったときは、意地悪な男って思ったくらい失礼だったのに」
柊吾さんはフッと口元を緩ませて笑う。
涙が止まらなくてしゃくり上げる私の目に、ハンカチが当てられそっと拭われる。
「心春、ありがとう。俺も心春と離れたくない。理解ある大人に見せようと、無理をした。本当は嫌だと言われても無理矢理一緒に帰国させたい気持ちと葛藤していたんだ」
額にキスが落とされてから、これ以上ないくらい優しく唇が重ねられた。
「心春、愛している。君に出会えてよかった」
「……私も」
少しずつ冷静になってきて、自分の取った態度があまりにも子供っぽかったと後悔し始める。
「ついていくと行ってくれて嬉しかったよ。ただ……ひと晩考える時間をあげよう」
私は柊吾さんの言葉にキョトンとなった。
「たった今……無理矢理一緒に帰国させたいって、言ってくれたのに。どうして?」
柊吾さんの考えていることがわからなくてもどかしい。
「落ち着いたら考えが変わってくるかもしれないからだ。言い出せなくなって、後悔してほしくない」
柊吾さんは私に逃げ道を作ってくれているんだ。やっぱりパリに残りたいと思い直したときのために。
寛大な彼にまた瞳が潤み始めてくる。
「柊吾さんは優しすぎるよ。初めて会ったときは、意地悪な男って思ったくらい失礼だったのに」
柊吾さんはフッと口元を緩ませて笑う。