【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「おはよう……柊吾さん、もう行くの……?」
彼は片方のポケットに手を入れ、ポケッとその場につっ立っている私のところへ、アンニュイな雰囲気をまとい近づいてくる。
「いや、カフェで朝デートをしよう」
「えっ? これから?」
目を丸くする私の額に、おはようのキスがチュッと音を立てて落とされる。
「そう。たまにはいいだろう? カフェのクロワッサンが食べたくなったんだ」
「うん! 今すぐ用意するね」
私はクローゼットに進み、クリーム色の厚手のセーターとブラックデニムを手にすると、パウダールームに駆け込んだ。
アパルトマンから徒歩三分のところに朝六時から開いているカフェがある。
そこへ向かう途中、木枯らしが頬に当たり、寒さにブルッと震える。
そんな私に柊吾さんは自分のマフラーを外して、頬もすっぽり覆うように巻いてくれた。
「柊吾さんが寒いよ」
首まで閉まるダウンジャケット着ているから、マフラーはしてこなかったのだ。
「数分でも風邪を引くんだ。俺は大丈夫。心春よりは頑丈にできているから」
「う……ん……。じゃあ、カフェまで競争しよう!」
「あ、おいっ、心春!」
私は二十メートルほど先にあるカフェめがけて駆け出し、少し遅れて柊吾さんも追いかけてきた。
彼は片方のポケットに手を入れ、ポケッとその場につっ立っている私のところへ、アンニュイな雰囲気をまとい近づいてくる。
「いや、カフェで朝デートをしよう」
「えっ? これから?」
目を丸くする私の額に、おはようのキスがチュッと音を立てて落とされる。
「そう。たまにはいいだろう? カフェのクロワッサンが食べたくなったんだ」
「うん! 今すぐ用意するね」
私はクローゼットに進み、クリーム色の厚手のセーターとブラックデニムを手にすると、パウダールームに駆け込んだ。
アパルトマンから徒歩三分のところに朝六時から開いているカフェがある。
そこへ向かう途中、木枯らしが頬に当たり、寒さにブルッと震える。
そんな私に柊吾さんは自分のマフラーを外して、頬もすっぽり覆うように巻いてくれた。
「柊吾さんが寒いよ」
首まで閉まるダウンジャケット着ているから、マフラーはしてこなかったのだ。
「数分でも風邪を引くんだ。俺は大丈夫。心春よりは頑丈にできているから」
「う……ん……。じゃあ、カフェまで競争しよう!」
「あ、おいっ、心春!」
私は二十メートルほど先にあるカフェめがけて駆け出し、少し遅れて柊吾さんも追いかけてきた。