【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「柊吾さん、お義父さまのお見舞いに病院へ行きたいのだけど……」
「ありがとう。だが、どうだろうな。父の姿に心春はショックを受けると思う。俺でさえ、すぐに立ち直れなかったくらいだ」
「でも、私は柊吾さんの奥さんでしょう? お義父さまがどんな姿でも顔を見せに行かなきゃ。明日から柊吾さんは忙しいでしょう?」
柊吾さんは笑顔で頷き、私の鼻のてっぺんにキスをした。
「さすが、俺の奥方だ。出かける用意をして」
「はいっ」
私はソファから立ち上がり、マスターベッドルームの隣にあるパウダールームへ向かった。
部屋を出てエレベーターに乗り込み、柊吾さんがボタンを押す。
行き先はエントランス階ではなく、地下一階だ。
「地下一階……?」
「車で行こう」
「えっ!? 車って、柊吾さん免許持っていたの?」
素っ頓狂な声を出した私に、柊吾さんは苦笑いを浮かべてからクッと喉の奥で笑う。
「もちろんある。どうしてそう思うんだ?」
「だって、ずっと運転手付きの車だったから……」
「運転手のほうが土地に詳しいからね」
私は納得して頷く。
「心春は持っていないよな? ドライビングスクールへ通う?」
「う~ん……落ち着いたら」
電車の駅が近くにあるから、運転免許は必要かよく考えてからにしたい。
「ありがとう。だが、どうだろうな。父の姿に心春はショックを受けると思う。俺でさえ、すぐに立ち直れなかったくらいだ」
「でも、私は柊吾さんの奥さんでしょう? お義父さまがどんな姿でも顔を見せに行かなきゃ。明日から柊吾さんは忙しいでしょう?」
柊吾さんは笑顔で頷き、私の鼻のてっぺんにキスをした。
「さすが、俺の奥方だ。出かける用意をして」
「はいっ」
私はソファから立ち上がり、マスターベッドルームの隣にあるパウダールームへ向かった。
部屋を出てエレベーターに乗り込み、柊吾さんがボタンを押す。
行き先はエントランス階ではなく、地下一階だ。
「地下一階……?」
「車で行こう」
「えっ!? 車って、柊吾さん免許持っていたの?」
素っ頓狂な声を出した私に、柊吾さんは苦笑いを浮かべてからクッと喉の奥で笑う。
「もちろんある。どうしてそう思うんだ?」
「だって、ずっと運転手付きの車だったから……」
「運転手のほうが土地に詳しいからね」
私は納得して頷く。
「心春は持っていないよな? ドライビングスクールへ通う?」
「う~ん……落ち着いたら」
電車の駅が近くにあるから、運転免許は必要かよく考えてからにしたい。