【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
今日から働いてもらった山下さんがとても感じのいい人だったことを話す。
「さて、問題です! 私はどれを作ったでしょうか?」
席についてお箸を持った柊吾さんに私はニコッと笑みを浮かべる。
「心春が作った料理?」
柊吾さんはランチョンマットに並んだ料理を、涼し気な眼差しで眺める。
「食べてからじゃダメかい?」
「ダメです。食べたらわかっちゃう。見た目でお願いしますっ」
首を左右に振って顔をしかめる私に、柊吾さんは苦笑いをする。
「なるほど……」
柊吾さんは顎に手を置いて少し考えてから口を開く。
「ハンバーグだな」
ズバリ断言されて私はポカンと口を開ける。
「なんで、わかったの?」
「当たったか」
柊吾さんはフッと笑みを漏らす。
「当てずっぽうだったの?」
「当てずっぽうというか、心春は一生懸命だからメインはなにがなんでも自分で作ると思ったからだよ」
柊吾さんの言葉に私の顔が緩みそうになる。
私のことをわかってる……けど、一生懸命だからじゃなくて、主になるメニューは私が作って柊吾さんに食べてもらいたいからだ。
ハンバーグをひと口サイズに切って口に入れた柊吾さんは「うまい!」と言ってくれる。
「さて、問題です! 私はどれを作ったでしょうか?」
席についてお箸を持った柊吾さんに私はニコッと笑みを浮かべる。
「心春が作った料理?」
柊吾さんはランチョンマットに並んだ料理を、涼し気な眼差しで眺める。
「食べてからじゃダメかい?」
「ダメです。食べたらわかっちゃう。見た目でお願いしますっ」
首を左右に振って顔をしかめる私に、柊吾さんは苦笑いをする。
「なるほど……」
柊吾さんは顎に手を置いて少し考えてから口を開く。
「ハンバーグだな」
ズバリ断言されて私はポカンと口を開ける。
「なんで、わかったの?」
「当たったか」
柊吾さんはフッと笑みを漏らす。
「当てずっぽうだったの?」
「当てずっぽうというか、心春は一生懸命だからメインはなにがなんでも自分で作ると思ったからだよ」
柊吾さんの言葉に私の顔が緩みそうになる。
私のことをわかってる……けど、一生懸命だからじゃなくて、主になるメニューは私が作って柊吾さんに食べてもらいたいからだ。
ハンバーグをひと口サイズに切って口に入れた柊吾さんは「うまい!」と言ってくれる。