【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「いや、我儘というよりも自分の意見をはっきり言う子かな」
「意見は言います。でも時と場合を考えます」
「なるほど」
「ここはあなたの部屋なので、食べたいものを決めてください」
「やっぱり君と暮らすのは楽しそうだ」
結局、彼の提案でお寿司を頼んだ。
このホテルに入っている寿司店は有名らしい。
「聞いていいですか?」
ルームサービスを頼んだ八神さんがソファに座ったところで、私は口を開く。
「なにかな?」
背もたれに身体を預けて長い足を組み、ゆったりと寛いだ様子の八神さんは、微かに首を傾げる。
「どうして実家に泊まらないんですか?」
「うちのことを話しておこうか」
口元を引きした八神さんに、私は首を傾ける。
「泊まらない理由は面倒だから」
「面倒……?」
「うちは少し複雑なんだ。今の母は後妻で、実母は俺が十五歳のときに病気で亡くなっている。彼女はいわゆる継母だ。優しい人だ。彼女には前夫との連れ子がいて、父との間に娘がいる」
継母の連れ子は二十七歳の正巳(まさみ)さんで、腹違いの妹は恵里菜(えりな)さん。恵里菜さんは十五歳で私と三歳しか違わない。
「意見は言います。でも時と場合を考えます」
「なるほど」
「ここはあなたの部屋なので、食べたいものを決めてください」
「やっぱり君と暮らすのは楽しそうだ」
結局、彼の提案でお寿司を頼んだ。
このホテルに入っている寿司店は有名らしい。
「聞いていいですか?」
ルームサービスを頼んだ八神さんがソファに座ったところで、私は口を開く。
「なにかな?」
背もたれに身体を預けて長い足を組み、ゆったりと寛いだ様子の八神さんは、微かに首を傾げる。
「どうして実家に泊まらないんですか?」
「うちのことを話しておこうか」
口元を引きした八神さんに、私は首を傾ける。
「泊まらない理由は面倒だから」
「面倒……?」
「うちは少し複雑なんだ。今の母は後妻で、実母は俺が十五歳のときに病気で亡くなっている。彼女はいわゆる継母だ。優しい人だ。彼女には前夫との連れ子がいて、父との間に娘がいる」
継母の連れ子は二十七歳の正巳(まさみ)さんで、腹違いの妹は恵里菜(えりな)さん。恵里菜さんは十五歳で私と三歳しか違わない。