【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
私たちはあくまで偽りの結婚生活を送るだけ。私はパリで勉強ができるんだし、残り一年半の駐在期間が済めば、別れてもいいのだから。
まだ始まってもいないのに、別れたときのことを考えると、寂しいような、わけのわからない気持ちに襲われる。
私はお寿司のネタを外し、わさびを取る作業に集中しようとした。
「では、土曜日のフライトを取ろう。夜の便がある」
「はい。そのプランでいいです」
全部のわさびを取り終え、甘えびを口に入れる。わさび抜きの甘えびは口の中でとろけていく。
「美味しいです」
「心春の苦手なものを覚えておこう」
その後は、好きな画家やどこの美術館がよかったかといった話で盛り上がり、思いのほか楽しい夜になった。
運転手付きの車で柊吾さんが送ってくれ、自宅に着いたのは二十二時を回ったころだった。
「今日はもう遅いから、明日改めて挨拶に伺うとご両親には伝えてくれ。俺からもお父さんに連絡しておくから」
「わかりました。送ってくれてありがとうござました」
一緒に車から降り、柊吾さんは玄関の前まで見送ってくれてから帰っていった。
まだ始まってもいないのに、別れたときのことを考えると、寂しいような、わけのわからない気持ちに襲われる。
私はお寿司のネタを外し、わさびを取る作業に集中しようとした。
「では、土曜日のフライトを取ろう。夜の便がある」
「はい。そのプランでいいです」
全部のわさびを取り終え、甘えびを口に入れる。わさび抜きの甘えびは口の中でとろけていく。
「美味しいです」
「心春の苦手なものを覚えておこう」
その後は、好きな画家やどこの美術館がよかったかといった話で盛り上がり、思いのほか楽しい夜になった。
運転手付きの車で柊吾さんが送ってくれ、自宅に着いたのは二十二時を回ったころだった。
「今日はもう遅いから、明日改めて挨拶に伺うとご両親には伝えてくれ。俺からもお父さんに連絡しておくから」
「わかりました。送ってくれてありがとうござました」
一緒に車から降り、柊吾さんは玄関の前まで見送ってくれてから帰っていった。