【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
 デザートを食べ終えたところで、柊吾さんが今日のお礼の言葉を口にし、私たちは席を立った。

 もう一度スイートルームにふたりで戻る。ブーケは生のお花なので、お母さんに持って帰ってもらう。

「この格好では窮屈だから着替えるよ。心春、カジュアルな服は持ってきていないだろう?」

 私はすっかり着替えのことなんて頭から抜け落ちていた。

「はい。この姿じゃおかしいですよね?」
「とても綺麗だが機内で寛げないだろう。ちょうどよかった。あのドアの向こうに用意してあるから着替えてきて」

 用意周到の柊吾さんに感心してしまう。

「はい。ありがとうございます」

 私は彼に示されたドアへ向かった。

 そこはベッドルームだった。キングサイズのベッドの上にピンク色のショッパーバッグがあった。大学生に人気のあるブランドだ。

 中にストンとしたロングTシャツのような白のワンピースとカジュアルな靴、靴下が入っていた。

 コットン素材のワンピースだから機内でも楽に過ごせそう。

 柊吾さんの気遣いがうかがえる。

 急いで用意してくれた服に着替えて靴下と靴を履く。

 脱いだ服をショッパーバッグに畳んで入れて、ベッドルームを出た。

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